幸田貝塚

 標高約18メートルの台地上に位置する幸田貝塚。約6000年前の縄文時代前期に形成されたといわれてます。
 かつてこの地は周辺を入り込んだ入り江に囲まれ半島状に突き出ていました。現在、流山市との市境を流れる坂川と富士川に入り江の形状を重ね合わすことができます。

調査内容を記す案内板

 貝塚の広さは南北に約250メートル、東西に約180メートルと広大なもので、発掘調査により竪穴式住居跡を160軒以上検出したほか、多量の土器や石器、獣や魚の骨、炭化したクルミなど、当時の暮らしを彷彿させる貴重な遺物が出土しています。多くの人々が生活を営んだ全国でも数少ない大集落だったようです。

主に発掘された場所が小高い広場になっている

 幸田貝塚は幸田第一公園(松戸市幸田2の9)として整備され保存されています。道路から1.5メートルほどの高さに公園があり、公園内のさらに7、80センチほど小高くなっている場所が主に遺物が発掘された地点のようです。

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