大盛況「秋の囲いやまの森であそぼう!」

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、行動にさまざまな制限が設けられている中、子どもたちに比較的安全とされる屋外で思いきり遊んでほしいとの願いから、「秋の囲いやまの森であそぼう!」実行委員会は令和2年11月15日、松戸市金ケ作の「囲いやまの森」でイベントを開催。親子で参加した市民らは、好天のなか木漏れ日あふれる森の散策や音楽会などのステージを満面の笑顔で楽しんでいました。

スラックラインに大はしゃぎ

 囲いやまの森は、松戸の貴重な森を後世に残すことを目的に松戸市が主催する「里やまボランティア入門講座」の修了生らで組織された松戸里やま応援団が民間所有地を管理する森の一つ。イベントの開催に至ったのは、さまざまな体験を通して子どもたちに豊かな心を育んでもらう活動を展開しているNPO法人子どもっとまつどが、市内で自然体験や子ども向けの活動を行っている市民団体に呼びかけて実現しました。

流ちょうな話で高座を務めた子ども寄席

 協力したのは、里山応援団、子どもっとまつどのほか、まつどネイチャーゲームの会、学びの駄菓子屋さんたのたの塾、NPO法人さんま、日本エコトイ協会、松戸子どもの文化連絡会、まつどでつながるプロジェクト&NPO法人MamaCan、絵本の会「たんぽぽ」、座・子ども寄席。それぞれのブースで物品の展示や販売を行いました。

オカリナの競演とウクレレによる音楽会

 今回は新型コロナウイルスの感染拡大を危惧して、密を避けるため参加者を絞った形での開催となりましたが、里山応援団が森を活かしてハンモックやブランコ、スラックラインなどを設けると、子どもたちだけでなく大人も喜んで利用するなど大賑わい。ネイチャーゲームでは落ち葉や木の実を拾っての色遊びに夢中になるなど、参加者も自然体験を満喫した様子。また、ステージでは大型絵本や紙芝居、オカリナやウクレレの演奏が披露されたほか、子ども寄席では扇子や手拭いを器用に使いながら巧みに話す話芸に大きな拍手が送られていました。

夢中になって落ち葉や木の実を集めたネイチャーゲーム

 複数団体に呼びかけての開催は初めてとのことですが、今回の盛況ぶりを受けて今後の開催に期待する声が高まりそうです。

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